除菌剤ビエリモの成分は次亜塩素酸HOClであり、もっとも簡単な分子構造を持つ消毒剤です。
生成法は下の化学式のようにNaOCl(次亜塩素酸ナトリウム)にHCl(塩酸)で弱酸性に中和し、次亜塩素酸の含有量が多いPH4~7前後の領域は非常にコントロールが難しいのですが、各種実験研究から安定性のある次亜塩素酸水の製造が可能になりました。
☆ 生成の原料である、次亜塩素酸ナトリウム、塩酸、また生成される次亜塩素酸
も食品添加物として認定された安全な成分です。
☆ 除菌剤ビエリモの主成分である次亜塩素酸ナトリウムは水道法の臭素酸(ガン発生物質)の基準の1/5以下に抑えた安心の液剤を使用しています。
☆ 血液中の白血球には殺菌作用があり、白血球は通常、好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の5種類からなり、こ のなかで好中球は普通の血液の白血球全体の50から70%を占め、「ミエロパーオキシターゼ」という酵素が大量に存在し、活性酸素の一種である過酸化水素 を塩素イオンと反応させ、次亜塩素酸を作りだしています。
人の体の白血球と同じ成分の次亜塩素酸水である除菌剤ビエリモは安全であると言えます。
☆ 除菌剤ビエリモは外部機関の(財)日本食品分析センターで各種安全試験報告書があります。
・マウスを用いた急性経口毒性試験
→人が口に入れた時の安全性(試験報告書:第209051610-003号)
・魚類急性毒性試験(ヒメダカ)半止水式
→河川の魚類への安全性(試験報告書:第209051610-001号)
・ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験(OECD法)
→人の肌への安全性
→スプレー後のビエリモはアルコールより除菌数で効果のある証明である。
大腸菌群数測定値(上記表の※部の実測写真)単位(菌数/10cm2)
☆効果評価試験報告書と結果概要
・検体(ビエリモ)のインフルエンザウイルスA型(H1N1)に対する不活化試験
(試験報告書:第209060133-001号):(財)日本食品分析センター
→試験結果概要:開始時316万コのウイルスが15秒後には検出せず
・検体(ビエリモ)のノロウイルス(代替え:ネコカシリウイルス)に対する不活化試験
(試験報告書:第209032076-001号):(財)日本食品分析センター
→試験結果概要:開始時501万コのウイルスが15秒後には検出せず
・除菌剤ビエリモの黄色ブドウ球菌・腸管出血性大腸菌O157・腸炎ビブリオに対する殺菌試験
試験機関:株式会社ミロクメディカルラボラトリ
→試験結果概要:接種直後1.9×104 ~2.7×104 コの菌数が30秒後に検出せず
当社が除菌剤ビエリモを開発した根拠は、主業務である微生物を利用した環境修復(バイオレメデーション)事業で、微生物が活性を失わずに生態系を維持できる洗剤・除菌剤の開発が必要であった。
この目的で開発した除菌剤ビエリモは瞬間殺菌力が強く、使用後は有機物と反応して無害な無機物となり、河川に流しても問題がなく、殺菌力がアルコー ルや次亜塩素酸ナトリウムより遥かに優れていて、更に弱酸性であることが現場の作業者に優しいことで、既に使用実績は2年以上となっている。
左表は除菌剤ビエリモの成分である次亜塩素酸水(HOCl)と次亜塩素酸ナトリウム水溶液(OCl-)の殺菌反応の違いを示したアメリカ環境保護局EPAの文献データー値です。
液剤の濃度0.1ppmで大腸菌群を99%殺菌する反応時間の比較値です。
除菌剤ビエリモのHOClが有効塩素濃度0.1ppmで殺菌するのに1.5分に対して、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(OCl-)の殺菌時間は120分を要し、除菌剤ビエリモ(次亜塩素酸水)の方が次亜塩素酸ナトリウムより80倍の速度で殺菌することを示している。
総合の殺菌力は濃度×時間ですので、一般的に次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムの80倍の殺菌力があることが分かります。